2つの用途
キーボードのInsertキーは、主に以下の2つの用途で使われます。
1. 文字入力モードの切り替え
Insertキーは、**「挿入モード」と「上書きモード」**と呼ばれる2つの文字入力モードを切り替えるために使用されます。
- 挿入モード: カーソル位置に新しい文字を挿入し、既存の文字は右に押しやられます。 これがデフォルトのモードです。
- 上書きモード: カーソル位置の文字を新しい文字で上書きします。
例:
- 挿入モードで「あいうえお」と入力した場合、カーソル位置に「あいうえお」が挿入され、既存の文字は右に押しやられます。
- 上書きモードで「あいうえお」と入力した場合、カーソル位置の文字が「あいうえお」で上書きされます。
2. セル選択の切り替え
Excelなどの表計算ソフトでは、Insertキーを使ってセルの選択範囲を切り替えることができます。
- 行選択: 行全体を選択できます。
- 列選択: 列全体を選択できます。
例:
- セルA1を選択した状態でInsertキーを押すと、行A全体が選択されます。
- セルA1を選択した状態でShiftキーを押しながらInsertキーを押すと、列A全体が選択されます。
その他
- 一部のソフトでは、Insertキーにその他の機能が割り当てられている場合があります。
- MacにはInsertキーがありませんが、代わりにFnキーを押しながらDeleteキーを押すことで同じ操作を実行できます。
Insertキーは、文書作成や表計算など、様々な場面で役立つキーです。ぜひ活用してみてください。
Insertキーに対応している代表的なソフト
1. マイクロソフトオフィス
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
2. その他の文書作成ソフト
- Google Docs
- LibreOffice Writer
- 一太郎
3. 表計算ソフト
- Excel
- Google Sheets
- LibreOffice Calc
- Numbers
4. その他のソフト
- メモ帳
- テキストエディタ(例:Vim、Emacs)
- ブラウザ(一部の機能)
- ゲーム(一部のゲーム)
上記以外にも、多くのソフトでInsertキーが利用可能です。
ただし、ソフトによってはInsertキーに別の機能が割り当てられている場合もあるので、詳細は各ソフトのマニュアルなどで確認する必要があります。
Insertキーの便利な使い方
Insertキーは、文字入力モードの切り替え以外にも、様々な便利な使い方ができます。
例
- セル範囲の選択: 上記以外にも、複数のセルをまとめて選択したり、範囲を拡大・縮小したりすることができます。
- コピー&ペースト: 選択範囲をコピーして、別の場所へ貼り付けることができます。
- オブジェクトの移動: 表やグラフなどのオブジェクトを、Insertキーを押しながらドラッグすることで移動できます。
- ショートカットキー: Insertキーを他のキーと組み合わせて、様々なショートカットキーを実行できます。
Insertキーをマスターすることで、作業効率を大幅に向上させることができます。ぜひ色々な使い方を試してみてください。